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環境マーケットレポート
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最新レポート

炭素市場上昇の流れで一時的に逼迫するもその後は乱高下

エネルギー市場が反発;寒波と風力発電量の低迷は2月中旬まで続き、その後は温暖化する見込み。週末に強気相場となった炭素市場に停滞の兆候. Redshaw社の見通し:横ばい

  • EUAの終値は前週比約4%増の93.67ユーロ。取引レンジは10.02ユーロに拡大(前週は9.73ユーロ)。
  • 氷点下の気温が予想された中で複合エネルギーは好調。再生可能エネルギー発電量の低迷は2月中旬まで続く見込み。

オークション好調で供給が一時的に逼迫し投機人気上昇;EUA・UKAともに大幅増加

EUAが買い戻しと投機人気で急騰;温暖な天候と潤沢な供給でエネルギー市場は急落Redshaw社の見通し:横ばいから強含み

  • EUAの終値は前週比約5.2%増の89.55ユーロ。取引レンジは9.73ユーロに拡大(前週は7.93ユーロ)。
  • 炭素価格とは対照的にガスと石炭の価格は下落している。エネルギー市場の下落傾向は潤沢なガス・石炭備蓄と温暖な天候の見通しによるもの。さらにドイツと北欧諸国では今週、風力・水力発電量の増加が見込まれている。

ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 1月 Part3 ~

国際エネルギー機関が再生可能エネルギーに期待すること

2022年、ウクライナ紛争が制御不能な状態に陥ると、将来のエネルギーの安全保障と価格抑制に対する関心が高まった。今後はエネルギー価格の高騰が予想されることから、各国政府や企業はそのエネルギー必要量をより戦略的に予測するようになっている。


急な寒波がエネルギー・炭素市場を圧迫;価格が全面的に反転

気温が週全般で再び氷点下に。通常より1回少ないオークション;電力市場が反発Redshaw社の見通し:横ばい

  • EUAの終値は前週比約6.9%増の85.09 ユーロ。取引レンジは7.93ユーロに拡大(前週は5.57ユーロ)。
  • ガスと石炭の価格にともない、電力価格が年初来の安値から反発し、カーボンクレジット価格も上昇。

ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 1月 Part2 ~

カーボンクレジット価格が史上最高値から下落

力強いスタートを切った1月を除き、カーボンクレジットの価格は2022年の大半で大きく下落した。カーボンクレジットの価格は元来備わっている相違点が原因で大きく変動する。


エネルギー備蓄の増加でエネルギー市場の下落傾向続く:気温低下の見通しで排出枠は安定

複雑なファンダメンタルズ:オークション再開するも天候は再び例年並みにRedshaw社の見通し:横ばいから弱含み

  • EUAの終値は前週比約2.6%増の79.62ユーロ。取引レンジは5.57ユーロに縮小(前週は9.40ユーロ)。
  • ガス・石炭・電力価格が下落を続け、排出枠価格に圧力。今週の急な寒波が先週のEUAを下支えたものの、比較的温暖な天候がしばらく予想される中で供給・備蓄量ともに潤沢。エネルギー価格のさらなる下落が排出枠価格に影響する可能性あり。

ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 1月 Part1 ~

エグゼクティブサマリー

2022年はすべての市場にとって厳しい年となったが、ボランタリー炭素市場もその例外ではない。

具体的には、外部からの複合的影響(ウクライナ戦争と世界的エネルギー危機)、市場に向けられた批判(カーボンクレジット・プロジェクトの失敗やグリーンウォッシング)そして不確実性(気候主張の信頼性を巡る不確実性)により、VCMの重要な成長手段(カーボンクレジットの発行と無効化)はここ数年で初めて後退した。


温暖な天候で炭素・エネルギー市場急落

オークション再開、焦点は燃料転換、温暖な天候でカーボンクレジットの需要低下 Redshaw社の見通し:弱含み

  • EUAの終値は前週比約5.6%減の77.62ユーロ。取引レンジは9.40ユーロ前後で変動。
  • 炭素・エネルギー市場はクリスマス時期初めに下落傾向が加速したが、フランスのエネルギーユニオンが次週のストライキを発表したことを受け、週末にかけてある程度持ち直した。

ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 12月 Part3 ~

再生可能エネルギー:COP27による再生可能エネルギー関連の進展

COP27の 決議文では、未曽有の世界的エネルギー危機に際し、エネルギーシステムの安全性・信頼性・回復力を直ちに向上させる必要性が謳われている。行動が必要とされる今後10年間において、クリーンかつ公正に再生可能エネルギーに移行することにより、これは実現可能である。


ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 12月 Part2 ~

月間テーマ:COP27で何が起きたか?そしてそれはVCMにどう影響するか?

COP27に至る過程で明らかとなった全体的なセンチメントにしたがい、エジプト大統領府が「実行のCOP」と喧伝した今回の締約国会議だったが、結果的にその期待に沿うことはできなかった。


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